written by Kamapote 
鎌倉検定とは、鎌倉商工会議所が主催する 鎌倉についての知識を問う検定試験。いわゆるご当地検定のひとつです。
京都 金沢 大阪 東京(江戸)など歴史ある都市のご当地検定は人気が高いですが、鎌倉検定も人気があります。特に鎌倉好きの方にはオススメの検定です。

私は2017年に3級に合格しました。
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そして、2018年は2級に挑戦します。
(追記 )合格でした!^_^ 

今回はこの鎌倉検定に興味があるみなさんの参考のために、試験の概要、各級の出題傾向、難易度、勉強法などを紹介します。

鎌倉検定とは?

正式には鎌倉観光文化検定。鎌倉の歴史、文化、観光、自然、暮らしなどの知識を問う問題が出題されます。
受験資格として、1級を受けるには2級合格者であることが、2級を受けるには3級合格者であることが、それぞれ求められます。

試験日程と会場

第12回 
平成30年(2018年) 11月25日(日)
鎌倉女子大学大船キャンパスにて
詳細はこちら 実施概要をご覧ください。

申し込み期間は平成30年(2018年) 7月19日(木)~9月25日(火)となっていますが、
試験会場の都合により申込期間中でも、定員に達し次第受付を終了させて頂く場合がございます。
という事なのでご注意を。
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※現在は問題と解答も公開されています。

テキスト

下記の二つのテキストから90%以上出題されます。

まず 1、2、3級共通テキストとして
新版改訂 鎌倉観光文化検定 公式テキストブック。
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(鎌倉の本屋さんで平積みされていました。)

この[新版改定]版は、2018年4月に発行されたばかり。これから購入するのであればこちらの改定版を購入するのが良いでしょう。下の写真で右側が新版改訂版です。
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“新・旧公式テキストの扱いにつきましては、「移行期間」を設けて、旧テキストも第14回の試験まで公式テキストとしてご使用いただけます。第15回の試験からは、新テキストのみが公式テキストの扱いになります”
という事ですので、2018年の第12回ではどちらを使うこともできます。新版改定版は、近年の出来事や研究結果を踏まえて加筆修正されていて、全体として14ページ増となっています。

内容は、社会の分野では「歴史」が5ページ増えて、特に源氏および北条執権が権力を掌握し、栄えてやがて滅んで行く過程が、これまでよりもダイナミックに描かれています。また新たに「地質」の項目も追加されています。

また、「鎌倉と映画」のなかでは、映画やドラマ、アニメの舞台にも触れていて、例えば江ノ電の鎌倉高校前駅がSLAM DUNKファンの聖地になっていることなども書き添えられています。
口絵写真と序文、コラムなども、大きく差し替えられています。

また、この公式テキストとは別に 1、2級用として、
も指定されています。これは、源頼朝が鎌倉入りした1180年から、豊臣秀吉が後北条氏を滅ぼす1590年までの歴史年表です。
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合格率と過去問題

公式ホームページの過去試験データに、過去3回の受験者数と合格率、過去問題が公開されています。
(以下で引用する過去問はここから転載しています)

2017年の合格率は、1級 8.8%  2級 66.0%  3級 82.7%でした。これを見ると1級の難易度の高さが際立っていますね。

各級の出題傾向、難易度、勉強法など

2017年の問題に基づき出題傾向を解説します。
(以下での引用は商工会議所ホームページより。)

3級

全て4択問題で100問出題。
歴史旧跡20問、自然景観15問、寺院神社20問、芸術文化15問、産業生活10問 祭り行事15問、伝説5問 というように、分野別に出題されます。70点以上で合格です。

問題の出し方は、例えば
鎌倉十井のうち,極楽寺切通の登り口にあるものは何か。
1  鉄ノ井 2  泉ノ井 3  星ノ井 4  扇ノ井     (正解は3 星ノ井)

というような、「...は何か、..は誰か、...はどこか」といったシンプルな設問になっています。
過去試験データを見ると、毎年出される問題は似通っています。勉強法としては、まずは過去問題を通して眺めてみて、出題傾向を把握してからテキストを読んで勉強するのが効率的でしょう。
また、最近のトピックが数問出題されます。(例えば鎌倉を舞台としたドラマなど)公式テキストに載っていない事項も含まれるので、注意が必要です。

また時間が許せば、勉強で得た知識を定着させるために、実際に鎌倉を訪れて見るのも良いでしょう。

2級 

2級の問題も全て4択問題が100問。70点以上で合格です。出題は3級と同じく分野別ですが、出題傾向は異なります。

3級と同様な「...は何か」というシンプルな問題もありますが、それ以外にも、例えば
「鳩サブレー」について,次の説明文で内容に誤りを含むものはどれか。
1  鳩サブレーは発売当初,四角い形をしていた。
2 (...後略。正しくは円形)
というような、誤りを問う問題も出題されます。
また、文章穴埋め問題や地図上の位置、年代を問う問題など、複合的で、より細かい知識を問う問題も増えてきます。ただし年代については、出来事の年号を直接問うというよりは、
次の有力な鎌倉御家人のうち,滅ぼされた年代を古い順に並べるとき,正しいものはどれか。 1  梶原氏→比企氏→和田氏→三浦氏 2  比企氏→梶原氏→三浦氏→和田氏
(...後略。正解は1)
というように、順序を問う形の出題が見られます。年号の暗記よりは歴史の流れを理解することを重視しているという事でしょう。

全体として、3級受験の際に得た知識を より深める事が求められます。

1級

1級になると4択問題は最初の20問のみで、後の40問は記述式問題になります。3級2級のような分野別出題ではありません。

4択問題といっても「...は何か」式のシンプルな設問はなく、全て複合的な設問です。例えば正誤を問う場合でも、
 次の寺院と開基の組み合わせのうち,正しいものはいくつあるか。
海蔵寺...上杉氏定 浄妙寺...足利義兼 壽福寺...源実朝 極楽寺...北条長時 浄智寺...北条師時 宝戒寺...足利尊氏  (正解は3つ)

というように、正解或いは誤りは一つとは限らないので、選択肢の全てに対する正確な理解が求められる設問になっています。
年代を問う問題では、2級と同様に正しい順序を問う設問が見られます。

記述式問題では誤字脱字は不正解とされ、さらに漢字で書くように求められる問題が多いです。穴埋め記述問題では二問とも合っていて正解とするなど、より複雑で難易度が高くなっています。

また写真や地図を見て答えさせる問題も多いので、実際に多くの箇所を訪れて見たことがある方のほうがより有利になるでしょう。

このように1級は、問題自体が難しくなっているので、より深く正確な知識を問われます。加えて合格点が80点に上がるため、合格率が低くなるのも頷けます。でもそのぶん合格の達成感は高いでしょう。ガッツのある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

いかがでしたか?鎌倉検定に興味がある皆さんや、共に受験する皆さんの参考になれば嬉しいです。

ここまで読んでくれてありがとう。では、また。